デザイン ⊂ アート

高品質なデザインとは何か、と問われれば、それはやはり「美しいもの」なんだと思う。

もともとデザインはソリューションツールであり、作品だとは思っていないんだけど、ただデザインはアートの中には入るというのが私の捉え方。「art」には人工という意味があり、Nature(自然)の反意語。だから、デザインは自然にはあらかじめ存在しない「人の行為」であるから、アートに内包されると考えている。一方で、「science」は自然科学であり、人工ではなく、あらかじめ存在するものを発掘したり、発見する行為。

scienceには神様がいるが、artにはいない。これを多くの日本人は逆に捉えているのではないか。

だから、アートは美しくありたい。人工なのだから、あってほしい姿を願いたい。そういう願いが人の感情を動かすと信じるから、美しいものをどこまでも追求する、それがデザインともいえないだろうか。

デザインの意味を拡張していく風潮も、あまり過ぎないほうがいいな、と思うこともある。美しくあることへのこだわりは、人が摂理から独立しようとする本能でもあり、人が人である証明といったら大げさだろうか。

2018-12-27 | Posted in デザインのこと, 散文のようなものComments Closed 

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