知的好奇心がくすぐられて時間を忘れてしまうもの

TURN harajukuという場をつくろうと思ったのには、いくつかの理由があるのだけど、ひとつ挙げるとするなら、大人の遊び場をつくってみたかった、というのが大きい気がする。

私にとって、遊びというのは、知的好奇心がくすぐられて時間を忘れてしまうもの、という感覚が強く、その意味では仕事も学びも、遊びに内包されるものだと思っている。いいか悪いかは別として、私にとってデザインの仕事も「知的好奇心がくすぐられるかどうか」で判断しているところがあり、どんなにバジェット積まれても、面白くなさそうであれば、請けることはたぶんない。

と言ってしまうと、何か格好をつけているような言い方になってしまうのですが、何も格好をつけているわけではなく、ワクワクできなければデザインはできないという、どちらかと言えば、いたし方なくそうせざるを得ない、という感覚なのだ。これは、経営者としては、ある意味ではダメなのだろうし、実際に、うちの会社は請けていればもっと売り上げ上がるのに、という仕事を何度もスルーしてしまっている。そういう自分の性格に悩んでいた時期もあるが、もう諦めはついていて、今はそんな性格やスタンスであることを、相手方になんとか感じ悪く受け止められないように、コミュニケーションの質を改善することを重視している。

話は戻り、大人の遊び場をつくろう、と思ってTURN harajukuをはじめてから、はや1年ちょっと。これまではクリエイティブに関するセミナーや勉強会という「学び」に軸足を置いた活動を中心にやってきたけど、もう少し「遊び」に振ったことをしたいと考えていた。そこで、手始めに、と思いついたのが、やっぱり音楽で遊ぶこと。肩肘張らず、知的好奇心がくすぐられ、準備が楽なもの(笑)。そんな諸条件を満たす企画を考えていたところ、「DJイベント」というフォーマットがよいと思った。ラジオがそのままスピンアウトしたような、1曲ずつ紹介しながら流すイベント。「つながないDJナイト」と命名した。

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第一回は90年代ブリットポップをテーマにして開催。ブリットポップに詳しい友人はとても多い。なんせ、僕らの世代の青春ど真ん中だから、いろんな思い出がフラッシュバックする。ゲストDJは、コンクリエイトデザインの佐々木拓人くんにお願いして、本当に楽しい一夜となった。当日、ふらっと立ち寄ってくれた人も多く、ああ、まさに大人の遊び場だ、と感慨深いものも感じたし、こういう場づくりを、私はもっとやっていった方がいいのかな、と思ったりもした。

遊びのテーマはつきない。私にとっては、デザインも音楽も数学もスポーツも全部遊びだ。仕事も遊びながらやるのが理想。ワクワクしながら考えたもの、つくったものには、パワーがある。そういうモノをつくれる人がもっと増えたらいい。

2017-11-21 | Posted in 散文のようなものComments Closed 

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